年齢を重ねると、病気になるリスクが上がるため、医療費への不安も大きくなりますよね。
いきなり病気になって収入が絶たれてしまうと、医療費を払えるかどうか不安に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
特にお子さんがいる家庭は、生活のお金だけでなく、教育にかかるお金も気になるところ…。
今回は、女性の医療保険加入の必要性と、加入する際の注意点について分かりやすく紹介します。
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医療保険は加入した方がいい?
いざという時に助けてくれる医療保険ですが、実際に加入しておいた方がいいのでしょうか?
ここでは、医療保険の必要性と高額療養費制度による医療費の上限について紹介します。
高額療養費制度を利用しよう
病気やケガなどで医療費が高額になった場合、公的保険(社会保険・国民健康保険)に加入していれば「高額療養費制度」が利用できます。
高額療養費制度とは、年齢や収入に応じて決まっているひと月の医療費の自己負担軽減額を超えた場合、その超過部分を払い戻すという制度です。
69歳以下の場合、年収約370万円~約770万円の人は80,100円+α、年収約370万円以下の人は57,600円というように、医療費にかかる上限が設定されています。
以下は、70歳未満の所得区分による高度療養費制度の自己負担限度額の表です。
(参考・全国健康保険協会)
健康保険対象外の負担を医療保険でカバーする
高額療養費制度の対象になる医療費は、「健康保険の対象となる治療費」のみです。
健康保険の対象外の治療や入院時の差額ベッド代、食事代、パジャマ代などは含まれないので、自費で支払わなければいけません。
健康保険の対象外の治療とは、厚生労働省が指定する先進医療がその一つです。
先進医療を受ける場合、健康保険は使うことができないので、100%自己負担となります。(先進医療費以外の診察・検査・投薬・入院料などについては、一般の診察と同じように健康保険が適用され、高額療養費制度の対象です)
先進医療とは、有効かつ安全で高度な新しい医療技術を必要とする治療、手術が対象となり、その数は92種類です。(2020年1月現在)
例えば、先進医療の中でも特に実施件数が多い白内障の「多焦点眼内レンズ挿入手術」の費用は、片目30万円~、両目60万円~というように高額な医療費がかかります。
高額医療費制度でかなりの医療費をカバーすることはできますが、健康保険対象外で自己負担が必要な部分もあるので、ここを医療保険でカバーするといいでしょう。
貯蓄が十分にある人は医療保険の必要性は低い
そもそも医療保険に加入する理由は、病気やケガをしたときの生活の保証です。
それまで普通に働いて、お金が入ってくる生活が一変し、収入が絶たれてしまったり、高額な医療費を支払わなければいけない事態に備えて加入しておきます。
つまり、当面の生活費や医療費として、十分な貯蓄がある場合は、医療保険に加入する必要はないということです。
このように自分の家庭の貯蓄状況を考慮したうえで、医療保険に加入するか検討する必要があります。
医療保険は万が一のときの保証
医療保険は、病気やケガなど、万が一のときの保証と考えておくことが大切です。
わたしの父は、私が10代のときに大腸がんで亡くなりました。母にその当時の話を聞くと、
「まさかあんなに若くでがんになるとは思ってもみなかった。余命半年と言われたけど、お父さんは頑張って3年も生きてくれたね。
でも、その分入院も長くなって、個室にも入った。本当に保険には助けられたよ。」
という話を聞いて、保険の大切さを実感しました。
医療保険に加入する際の注意点
「医療保険はいつでも加入できるだろう…」と甘く考えてはいけません。
医療保険は、通院歴や手術歴がつくと、保険料が上がったり、加入自体を断られてしまうケースもあります。
医療保険に加入するなら、健康なうちに加入するのがポイントです。
そうはいっても、毎月の保険料の支払いが家計を圧迫する「保険貧乏」になっては元も子もありませんよね。
そのためには、自分に合った保険をしっかり見極めることが大切です。
保険料と保険内容のバランスをしっかりと考えて、無理のない医療保険に加入しましょう。
医療保険はプロに相談するのがおすすめ!
医療保険に加入しようと思っても、どれに加入すればいいのか難しいですよね。
そんな時は、医療保険のプロに相談するのがおすすめです。保険会社に相談すると、自社の保険を勧められるので、中立な立場で保険を紹介してくれる機関がおすすめ。
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「お子さんの教育費も考えておきたい」という方は、医療保険の相談とあわせて、学資保険も相談しておくのがおすすめです。
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