漠然と「食費を節約したい」と考えていても、何からはじめていいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
食費を節約したいなら、知っておきたいのが『エンゲル係数』です。
この記事では、エンゲル係数の計算方法から、食費にかける理想的な金額について紹介しています。食費節約の参考にしてみてくださいね。
食費のエンゲル係数とは?
エンゲル係数とは、「家計の消費支出に占める食費の割合」です。
エンゲル係数を知ることで、毎月どのくらいの割合を食に消費しているのか知ることができます。
また、エンゲル係数の平均値と比較することで、食費がかかりすぎていないか気付くきっかけにもなりますよ( *ˊᵕˋ)
エンゲル係数の計算方法
さっそくエンゲル係数の計算方法をみていきましょう。
エンゲル係数(%)=食費÷消費支出合計×100
まずは、毎月どのくらい消費支出があるのか算出してから計算してみましょう。
総務省のデータによると、日本の平均的なエンゲル係数の数値は25%と発表されています。
消費支出とは、最低限必要な生活費のことをいいます。
例えば、
食費・住居費(家賃地代)・光熱水道・日用品・
服飾費・医療費・自動車関係・教育費・娯楽費
が含まれます。
しかし、このエンゲル係数が高いからといって贅沢している訳ではないので注意しておきましょう。
あくまでも消費支出の中で、食費がどのくらい占めているのかという割合です。
娯楽費が少ない家庭や持ち家で家賃がかからないなど、いろいろな条件で変わってくるので参考程度にみておきましょう。
理想の食費はいくら?
食費はお金をかければかけるだけ膨れ上がるもの。
しかし、食費を削りすぎてしまうと、健康的な生活が送れませんよね。特に育ちざかりの子供がいるご家庭は、健康的に食費を節約したいものです。
理想的な食費から、どのくらい削減できるか考えてみましょう。
理想の食費は、家庭の総収入の15~20%といわれています。
総収入が20万円の場合、理想の食費は4万円。
総収入が30万円の場合、理想の食費は6万円。
総収入が40万円の場合、理想の食費は8万円です。
積極的に食費を節約したいと考えている人は、総収入の15~20%を下回るように意識してみましょう。
エンゲル係数を参考に無理なく食費を抑えよう!
今回はエンゲル係数について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
食費を見直すことで日頃の無駄遣いに気付き、家計への意識も高まります。
無理のない範囲で食費を節約し、スリムな家計管理を目指していきましょう( *ˊᵕˋ)