手軽に紫外線対策できる日焼け止めクリームですが、正しい使い方をしなければ十分な効果を発揮しないのは知っていますか?
重要なポイントは、日焼け止めクリームの塗り方と塗る量です。しかし、商品パッケージの裏を見ても、「適量を手に取り…」と書かれている商品がほとんど。
適量ってどのくらい!?って思いますよね。。。
そこで、今回は、日焼け止めクリームの正しい塗り方について、正しい量と塗るタイミングについて解説していきます。
Contents
日焼け止めクリームの正しい塗り方は?
日焼け止めクリームは、全体に均一に塗ることが大切です。
一部分だけ塗ったり、まだらになってしまうと、十分な日焼け止め効果が発揮されません。
また、日焼け止めクリームの伸ばし方ですが、「優しくたたき込むように塗る」というのが正しい塗り方です。
伸ばすように塗ってしまうと、肌の盛り上がっている部分のクリームが削ぎ落されてしまうので、日焼け止め効果が薄くなってしまいます。
優しくたたき込むように塗ることで、肌の凹凸に入り込んで均一に塗ることができますよ。
また、すりこむように塗ってしまうと肌への負担が大きいので注意しましょう。
日焼け止めクリームの塗る量はどのくらい?
日焼け止めクリームは、規定量を使用しないと効果が半減してしまいますが、ほとんどのパッケージには適量と書かれているので、どのくらい使えばいいのか分かりにくいですよね。
日焼け止めの効果測定試験では、試料塗布量が1㎠あたり2㎎とされていて、この量で効果が測定されます。
つまり、肌面積1㎠につき2㎎の日焼け止めクリームを塗らないと、十分な効果が得られないということです。
一般的な顔の大きさを400㎠(200㎝×200㎝)とした場合、顔全体に必要な量は800㎎=0,8gということになります。
環境省の資料によると、このように書かれています。
《顔に使用する場合》
クリーム状にでるタイプの日やけ止めは、パール粒1個分、液状にでる タイプは、1円硬貨1個分を手のひらに取る。額、鼻の上、両頬、アゴに 分けて置き、そこからまんべんなくていねいに塗り伸ばす。そのあと も う一度同じ量を重ねづける。
引用元:紫外線環境保健マニュアル2015
つまり、顔全体の紫外線対策に必要な日焼け止めクリームの量は、液状だと1円玉硬貨2枚分、クリーム状だとパール粒2個分が適量ということになります。
実際にこの量を手の平に出してみるとこんな感じ。
顔全体の紫外線対策をしっかり行うには、この量の日焼け止めクリームが必要になります。
意外と多いと感じる人がほとんどではないでしょうか?
また、汗をかくと流れてしまうので、2時間おきに塗ると紫外線対策はバッチリです♪
《部位別》日焼け止めクリームを塗る方法
顔に均一に塗る方法
まず、日焼け止めクリームを、おでこ・頬(右頬左頬)・鼻・あごの5点にのせていきます。
そこから優しくたたくように、日焼け止めクリームを顔全体に馴染ませていきましょう。
首に均一に塗る方法
つい日焼け対策を忘れがちな部位ですが、首だけ日焼けすると、顔との色の違いがハッキリ出てしまうので、首まわりもしっかり日焼け止めクリームを塗っておきましょう。
首に塗るときは、適量を取り、前と後ろにのせます。それを優しくたたき込むように、全体に広げていきましょう。
腕と脚に均一に塗る方法
腕や脚のように面積が広い部位は、適量を一直線で出し、それを優しくたたき込むように塗っていきます。
裏側は塗り忘れしやすい部分なので、忘れず塗っておくようにしましょう。
日焼け止めクリームはいつ塗るのがベスト?
出かける前は、スキンケアとメイクをしていく人がほとんどですが、どのタイミングで塗ればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
日焼け止めクリームを塗るタイミングは、スキンケアが終わってから、下地を塗る前のタイミングです。
《日焼け止めクリームを塗る正しい順番》
スキンケア(保湿)
↓
日焼け止めクリーム
↓
化粧下地
↓
ファンデーション
また、日焼け止めクリームは、肌に馴染むまでに30分ほど時間がかかるため、出かける30分前には塗っておきましょう。
塗ってすぐに出かけると、その間浴びた紫外線はカットすることができないので、シミやシワの原因になってしまいますよ。
まとめ
せっかく日焼け止めクリームを使っていても、間違った塗り方で日焼けしてしまってはもったいないですよね。
正しい塗り方や使用量を意識するだけで、紫外線ダメージから肌を守ることができますよ。
シミやシワなど、肌老化の原因となる紫外線は、日焼け止めクリームでしっかりガードして、太陽の下でも楽しく過ごしましょう♪